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2008年9月

2008年9月27日 (土)

すべては一杯のコーヒーから 松田公太

バンカーであった著者が、コーヒーの本場シアトルに乗り込み

味にほれ込んだ「タリーズ」の店を自らの手で日本に出店させようと

1人で本社へ乗り込み、独自の事業モデルと熱意が認められ獲得。

銀座への1号店出店から株式上場までの道のりを、飲食業界、お役所批判

契約の大切さなどを挟みながら人情第一に描かれています。

 

 

<この本を読んで欲しい方>

・成功は生まれや才能で決まるものだと思っている方

自分は平凡だから何をしてもうまく行きっこないと思っていませんか?

この本の著者はアメリカに10年近く住み、有名大学・有名企業に入りますが

タリーズで成功を収められたのは自分を信じ行動してきたからにあります。

実際、著者自身とてつもなく多くの挫折を経験しています。

友人に裏切られたり、土地交渉が上手くいかなかったり、閉店せざるを

得なかったり、と話の構成ほとんどを失敗談で占められてる印象を受けるほど

多くの失敗とほんのちょっとの成功が本書には書かれています。

 

 

・夢や目標を持つことの意味が分からない方

私もこの本を読むまでは、人夢や目標ってに言って自分をアピールするため

のものだと思っていました。しかし、この本との出会いから、夢を想い目標

に向かって突き進むことの大切さを知りました。

著者は“目標”と“夢”についてこう述べています。

「目標とは具体的な計画に基づいて、自分の実生活の羅針盤として必要な

もの。一方の夢とは、たとえ具体性が乏しいとしても、思い描くだけで心が

満たされるもの」

 

 

<概要>

友人の結婚式で訪れたシアトル。そこにあったタリーズのコーヒーを飲んだ

ことがきっかけで著者の人生は大きく変わる。

タリーズの1杯のコーヒーには味、香り、カップ、といった著者を虜にする

魅力が詰まっていたのである。

帰国後、銀行の人事体制にも疑問を呈してた時期と重なったことから

三和銀行を辞める決意をする。そして、営業権をかけ、単身で交渉の日々。

自身の事業計画書と情熱が認められ、1年の猶予付きで契約を結ぶことに成功する。

 

契約を結んだからといって順風満帆ではない。

資金調達、物件取得、商品輸入、マーケティング、全て自分1人で

やらなくてはいけなかったのだから。

特に困ったのが、集客。

銀座の1等地に出店したからといってすぐ大繁盛するわけではない。

1300円以上するコーヒーが珍しい時代、聞いたこと無い会社がコーヒー

を売りだしても買うどころか、興味すら示さないのだ。

そのため、まずはコーヒー文化を根付かせようと、様々な努力を自ら行った。

ある時はタリーズのカップを持って銀座中をウロウロしたり

またある時は手書きのビラを作り周辺のオフィスを回ったり。

すべては売上を上げるため。そのためなら努力は欠かさなかった。

 

そして、ゼロから作り上げたタリーズを3年という飲食業界最速の記録で上場

へと持っていったのである。

現在では、日本国内での卸売りと焙煎権までも得て、タリーズの魅力をたくさんの

人に伝えられるまでになったのだ。

 

<目次>

序章:人生には夢と目標の両方が必要だ

1章:情熱は伝わる-タリーズとの成約

2章:使命との出会い-アメリカでの幼少期

3章:情熱を通して-三和銀行での躍進と苦悩、そして退職

4章:気づき即行動-念願の1号店オープン

5章:仲間への感謝-タリーズジャパンの根幹をなす仲間たち

6章:松田社長のタリーズへの想い-信頼関係は何にも増して強力だ

 

<最後に>

この本を読んで、こんなにも目標と夢を持つことの大切さ、親・兄弟を大切

にしている人の姿、経営者となっても魅力を広げることを忘れない、この3

を学びました。

この3つの中でも特に響いたのは、経営者となっても常に先頭に立って動く

ところです。

松田社長は心からタリーズを愛し、その普及のためにどんな泥仕事もこなして

きました。ただお金を儲けるための社長業ではなく、タリーズの魅力を伝える

ための社長業。

松田社長という人に有能な熱い人が集まる訳が知れました。

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2008年9月23日 (火)

金持ち父さん貧乏父さん ロバート キヨサキ 

今回ご紹介する本は2000年に出版以降、爆発的支持を得て

ベストセラーとなっている1冊です。

 

この本の紹介をする前に1つ質問があります。

みなさんはお金について考えたことはありますか?

 

お金といっても、収入であったり消費であったり貯蓄であったり

と様々面を持っています。

 

例えば収入の面では、会社で働けばお金は入ってきますが

明細書には実際に働いた金額より少ない額が。。。

 

なぜなら毎月働いた内のいくらかは政府のために働いているからです。

どれくらいかというと、アメリカの一般家庭では1年の内に

1月から5月半ばまでを政府のために働いているのだとか。

 

これをしょうがないと受け止めるのか何とかしたいと受け止めるのか

 

この本は、後者の考えを持つ人を“資本家”にするためのヒントが

たくさん書かれています。

 

この本は、著者が自分の子供時代にお金のことを学んだ記憶を

文にしたという小説的なスタイルをとっているためとても読みやすいです。

なので、数字が苦手とかお金について考えるのが恐い人にとっても

オススメの1冊です。

 

 

<こんな人にオススメです>

・自らの収入の道を給与以外に欲しい人

会社からの収入だけでなく、自分がいなくてもお金を生み出す

「ビジネス」を持ちたい方には必見です!

かくいう著者もセールスの仕事をしながら不動産ビジネスを始めたのですから。

成功した方の経験を知るのはとても勉強になります!!

 

・勉強していい学校・いい会社に入ることに疑問を抱いている人

親から「たくさん勉強していい大学・いい会社に入りなさい」と言われた経験は

ありませんか?なぜだか根拠も知らずに。。

時代の違い、学校で教える教育の意味するもの、など複数の観点から

著者が“なぜ上記の考えが間違っているのか”説明しています。

 

 

 

<概要>

教育機関に勤め、高い地位を持つ実際の父(以下、貧乏父)とお金について

教えてくれる友人の父(以下、金持ち父)との2人の父と接することから物語は始まる。

貧乏父は「たくさん勉強をしていい会社に入りなさい」という考えを持つ一方

金持ち父は「たくさん勉強をしていい会社を買え」と著者を諭す。

貧乏父が会社に入り会社のために働くことを推奨している一方

金持ち父は会社の動かし方(お金の動かし方)を学べと勧める。

この対照的な考えを持つ父の間で育った著者は自然と自分で判断しながら生活していく

ようになる。

 

収入が増えれば増えるほど、出ていくお金も増えてくのが一般的。

それは、税金という名のもとで政府が搾取していくからだ。

この95%人が通るお金に働かせられる道を辿ることもできるが

お金について学びお金を自分のために働かせる残り5%人が通る道

を選ぶこともできる。

 

5%の人種になるためには、お金について知りお金を自分のために働かせることが

お金の欲望と恐怖から抜け出す必要がある。

お金への恐怖と欲望に人生を支配されていると

朝起きて、仕事に行き、請求書を払う、この繰り返し

で一生を過ごすことになる。

著者が『ラットレース』と呼ぶ95%の人生だ。

ネズミが檻の中でカラカラと回し車を勢いよく回しても翌朝には

また同じ場所にいる、それが『ラットレース』

 

ラットレースから抜け出すためには、感情に反応せずに頭を使う必要がある。

 

自分の人生がラットレースだと思う人は、今自分がしていることが

将来的にどこに行きつくのか、1度立ち止まって振り返るべきだ。

同じことを繰り返していたら、同じ結果しかついてこない。

 

 

<目次>

序章:金持ちと貧乏人の考え・ルールの違い

 →「金がないことが1番の根源」

1章:金持ちはお金のために働かない

   →「自分のためにお金を働かせよう」

→「視野を広げ、長期的視点を持ち、お金について学ぼう

2章:お金の流れの読み方を学ぶ

   →「ファイナンシャル・リテラシーって?」

   →「持ち家は負債になる」

3章:自分のビジネスを持つ

   →「本当の資産を知り、財産の基盤を築いていく」

   →「まずは働きながら自分のビジネスを作ろう」

4章:会社を作って節税する

   →「税金から自分の身を守り、財産を築くために利用する」

   →「会社を持つことで使える法律」

5章:金持ちはお金を作り出す

   →「不動産と株式の効率的運用法」

   →「投資は自分で作り出すもの」

6章:お金のためではなく、学ぶために働く

   →「専門性は決して裕福への道にはならない」

   →「成功に不可欠な専門性は、セールスとマーケティング」

7章:5つの障害(恐怖心・臆病風・怠け心・悪い習慣・傲慢さ)を乗り越えよう

   →「お金を失った時にどのような反応をするか」

   →「『どうしたらできるか』と『なぜそうするか』」

8章:スタートを切るための10のステップ

   →「強い目的意識を持つ-精神力」

   →「毎日自分で道を選ぶ-選択力」

   →「友人を慎重に選ぶ-協力」

   →「新しいやり方を次々と仕入れる-速習」

   →「自分に対する支払をまずすませる-自制」

   →「ブローカーにたっぷり払う-忠告」

   →「もとは必ず取り戻す-ただで何かを手に入れる」

   →「贅沢品は資産に買わせる-焦点を絞る」

   →「ヒーローを持つ-神話の力」

   →「教えることで得る-与えることの力」

9章:具体的な行動を始めるためのヒント

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480863303/mixi02-22/

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2008年9月 5日 (金)

レバレッジ人脈術 本田直之

レバレッジ・リーディングでおなじみの本田直之さんが書き下ろした、人脈術。

 

※レバレッジ・リーディングとは?

http://noyys.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_9070.html

↑にまとめてあります。

 

※レバレッジとは?

leverageと称し、てこの力のことを例えた表現となってます。

 

 

社会問題ともなっている、「人間関係」を良好にかつ楽しいものにするための

ノウハウが詰まった本です。

 

「人脈」って誰もが知っている言葉ですが

その意味するものは何か分かりますか?

 

経営者の講演会に行って、名刺をGETしたら、それは人脈と言えるのか?

 

著者は人脈を「誰に知られているか」と表現しています。

自分が知っている人ではなく、自分を知っている人。

つまり、自分を映す鏡ともいえる訳です。

 

このように著書では、「人脈」という1つの切り口から、自分を見つめることや、

相手の見方、イベント開催まで、様々なカテゴリーに分けて紹介しています。

 

 

<こんな人にオススメです>

・人との関係が希薄だと感じている方

遊ぶ友達はたくさんいるんだけど、悩みを聞いてくれる人がいない

心をさらけ出せる人がいないという方にオススメの本です。

本の中のどれか1つでも実践してみると、悩みも解決できるかもしれませんよ。

 

・周囲の人間関係を変えたいという方

今の人間関係には満足しているんだけど、もっと成長できる場に移りたい!

と思っている方にもオススメの本です。

付き合いを変えるためには、まず自分を変える。その変え方が載っています。

 

・飲み会やイベントの主催を行いたい方

会で新たに出会った人との関係を築く又は知り合いとの関係を深める

そのための手法が紹介されています。

 

 

 

また、人脈形成を営業や資産形成に例えて話している部分もありますので

上記の2点についても新たな発見ができる1冊となっています。

 

 

<本の概要>

現在の社会は、労働寿命が会社寿命より長い時代。

会社が守ってくれなくなった今、個人の力を磨き、人に頼りにされる

存在になることで、成功の根幹となる人脈を築いていく必要がある。

人と繋がれば、刺激を受け成長が促進されるし、情報交換や人を紹介してもらえる。

 

 

自分を磨くために必要なことは以下の3点がある。

1.人にアウトプットできるものを持つ

人と話す時は「この人のために何ができるだろう?」を考えるのが鉄則。

そのために自分が持てる情報や知識を増やしとく。

2.長期的な目標を持つ

人と付き合う時は、長期間での付き合いを考える。

長期でも付き合えるためには、“自分がしたいこと”を明確にしとくことが大切だ。

3.人を見る目を養う

どんな人とも自分が合うとは限らない。また、長期的に付き合うためには

相手をしっかりと見極めるのも大切だ。

そのために、相手との波長・モチベの高さ・人間性を話して判断する。

ちなみに著者は「自分の大切な人に紹介できるか?」で人を判断するという。

 

 

このようにして、自分を磨いた後は人と積極的に交流する場を設けることだ。

といってもただ闇雲に参加するのではなく、自分と参加者との共通点が生まれる会

なのかを確認してからの参加となる。

また、自分で会を主催する場合は、カテゴリーを絞り、人数も10人程度にし、

誰もが繋がれる空間を演出することでその場にいるみなの満足度は上がるわけだ。

 

 

最後に、人脈を築く時に著者が工夫していることをいくつか紹介する。

・会う前に手紙を送る

会う直前ということで、相手は返信する必要がなく、しかも会った時のネタ

にもなるので、インパクトが大きいのだ。

 

・人脈のリストアップをする

表計算ソフトを使い、どこで誰と会ったのかを一覧表にし

最近会った人・会ってない人がひと眼で確認できるようにすることで

自分にとって大事な人がだれなのか分かる。

 

 

<目次>

序章:人脈とは?

    人脈を作る必要性、ほんとの人脈といえる関係性

1章:著者直伝のレバレッジ人脈術とは?

  貢献の精神と自分を磨くこと

2章:会いたい人とのアプローチ法

    相手の選び方と魅力的に映るPR

3章:コミュニケーション術

    貢献の具体例と会う際の工夫

4章:人脈を長期的なものにするために

  会った後のフォロー

5章:人脈拡大化への道

  会の選び方と主催するまでの流れ

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2008年9月 3日 (水)

東京タワー 江國香織

年上の女性とひと回り年下の男との恋愛を描いた作品。

この物語には、2つの話が同時進行で書かれている。
親の紹介で知り合った女性との恋愛とバイト先で知り合った女性との恋愛。

2人の女性は全然違うタイプの女性となっている。
バリバリに働きちゃんとした恋愛として年下の男と付き合う女性と
専業主婦で家庭からの逃げ場として年下の男と付き合う女性。

そんな2人にも共通していることがいくつかある。
2人とも旦那さんがいるにも関わらず、旦那以外の男と恋愛をしていること。
ほんとの寂しさを知っていること。
今という瞬間を何よりも大事に生きていること。

旦那というある意味もっとも身近な存在がいるのに、心がどこか寂しい。
その心の隙間を埋めるために家庭の外の世界に飛び出していく。
それが将来の自分に何の役にも立たないと知ってたとしても、求めずにはいられない。
そうして手に入れた“ペット”に甘えるが、心の隙間は埋まらない。
それは、心のどこかに飛び込めてない自分がいるから。

一定の年齢を超えた女性の恋愛を、男という踏み台を使ってとても丁寧にかつ美しく書かれています。

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2008年9月 2日 (火)

蟹工船 小林 多喜二

大正時代のプロレタリア文学をそのまま表した作品。

雇用する側とされる側。搾取する側とされる側。
現在問題となっている、格差問題を蟹工船という舞台で表現しています。
書き手が搾取側・搾取される側とは別の第三者の視点で描いてるので
話を楽しむというよりは、ひたすらプロレテタリアを感じる作品になっています。

ただ、最終的には搾取する側(資本家)が守られ勝つという結末にほんとに力のある側を国が守ろうとする姿を知りました。

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南の島のティオ 池澤 夏樹

現実と空想を混ぜ合わせたような作品

混沌とした都会から遠く離れた島で起こる出来事を、ゆったりと流れる時間・自然が持つ魅力・誰もが知りあいなどという島の特徴の中で描いています。
10の短編からなっている、とても読みやすい本。

オススメは、「帰りたくなかった二人」
現実とは違った体験をしたいと思ったことはありませんか?
親の実家が何もない田舎でも時々帰りたくなるのは、先祖の供養ということの他に
普段身を置いてる場から逃れたいという欲求があるからだと思います。
それが1度も行ったことない場なら、なおさらひかれるもの。

この小説を読んで、心の奥底で眠っている子供の頃の無邪気な夢を思い出して下さい。

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